第88回都市対抗野球大会本戦

応援団の三坂です。今回は、先日開催された第88回都市対抗野球大会本戦、及び、同大会のNTT東日本友情応援について紹介させていただきます。

待ちに待った都市対抗野球大会本戦、抽選の結果、NTT西日本は去年に引き続いてDブロックに配置されました。連戦になりがちな、トーナメントでいう右寄りのブロックです。その後、更に場所が決定され、トーナメントの右端、初戦の対戦相手はJR西日本様となりました。試合日程を見てみると……何と! 我々NTT西日本の試合後に続いて、NTT東日本の試合が組まれていました! NTTの連戦となると、お客さんも大勢来ていただけるに違いありません。この時点で、期待に胸を膨らませていました。

そんな中、本戦に向けて練習を行い、気持ちを高めるとともに応援の精度も上げていきました。30日に大阪ガス様からの補強選手である、猿渡投手、岸田捕手、峰下内野手も合流し、全社や各組織での壮行会等も経て、野球部としても緊張感を持った万全の体制で本戦に挑んでくれたものと思います。

そして、いざ、東京ドームへ! この日は、奇しくも近畿勢の3連戦となっておりました。

  1. 日本生命様 vs 三菱日立パワーシステムズ様
  2. NTT西日本 vs JR西日本様
  3. 三菱重工神戸・高砂様 vs NTT東日本

試合に備えて待機している中、近畿地区の第1代表である日本生命様がリードしたまま1試合目を終わろうとしていました。勝利は目前か、そう思った矢先、MHPS様が底力を見せ、8回裏に3点を取り反転攻勢に出ます。負けじと日本生命様も意地を見せるものの、1点を返すに留まり敗北となりました。

正直、同じ近畿勢として良い気分ではありませんでした。続く我々は必ず勝つ! その気持ちを胸に試合へ挑みます。

試合開始前、不動の4番、我らの高本選手が10年連続出場表彰を受けました。10年という長い間、選手として都市対抗野球大会本戦に出続けるのは本当に大変だったと思います。高本選手、本当におめでとうございました。

さて、試合はいつものように吹奏楽団の軽快なリズムに乗って、選手紹介・先発投手紹介から始まりました。この間、エースの吉元投手が安定感抜群の投球によりキッチリと3人で抑えてくれ、初回の守備を軽快に乗り切ります。

続く、2回裏の攻撃では、先取点を呼び込むためにウェーブイベントを行いました。僭越ながら私がマイクを握らせていただき、ステージ上からウェーブを呼びかけました。と…… ここで高本選手の2塁打を皮切りに、大城選手・長田選手・中村選手・山口選手・景山選手・仮谷選手が続きに続いて、一挙4得点を叩き出しました! ウェーブイベントの熱気が選手の後押しになったと信じ、2回から声を枯らして必死に声援をおくりました。相手投手は元プロの素晴らしい投手・加賀美選手でしたが、こちらの打撃陣が上回りました! スタンドはお祭り騒ぎ状態となり、ウェーブの連発となりました。

その後、吉元投手は素晴らしいピッチングで相手打者を寄せ付けず、5回まで完璧な内容です。NTT西日本は、塁に出るものの、得点に結びつく後一打が出ず、そのまま互いに0点で試合が進みます。

さて、5回はハーフタイムショーです。NTT西日本の応援では、既に毎年恒例となっている「天神祭りギャルみこし」を行い、スタンドを盛り上げました。今年は、去年から更にバージョンアップさせて臨みました。具体的には、みこしの正面に「必勝」の2文字を掲げたり、紅白紐で見た目を豪華にしたり、オリジナル法被を新調したり、担ぎ手であるチアの人数を増やしたり……改善点を挙げればキリがないです。本ブログのトップ画像にもしてありますので、是非ご覧ください!

膠着していた試合は折り返しの6回表に動きました……。3人連続で安打を受けてしまい、2点を返されてしまいました。それでもまだ2点差、気迫のこもった吉元投手のピッチングで、その後は2打者連続でアウトを取り回を終えます。7回8回は互いに三者凡退で終わり、9回表の守備、これを守り切れば勝つ! そんな状況になりました。

吉元投手は、安打を受けながらも変わらず良いリズムで2アウトを取り、最後の打者を後1ストライクまで追い詰めました。後ストライク1個! 半分祈るような気持ちでマウンドを見つめます。

……試合とは怖いものです。相手のホームランにより3点を追加、逆転されてしまいました。しかも、打ったのは伯和ビクトリーズ様からの補強選手である、小原選手です。非常に厳しい現実でしたが、これが都市対抗の洗礼か……そんな気さえしてきました。そのまま流れは変えられず敗北を喫しました。

試合後はここまで頑張ってきた選手に精一杯の拍手をおくりました。本当に悔しい結果に終わりました。


我々の試合は終わってしまいましたが、前述したように、NTT東日本の試合が続きます。我々が負けた分も取り返してほしい一心で、友情応援という形でスタンドを盛り上げるお手伝いをさせて頂きました。

対戦相手は絶対的なエース守安投手を擁する三菱重工神戸・高砂様です。打ち崩すのは至難の業、投手戦になるだろうと思っていた矢先、何と初回から点を取り合うという思いもよらない展開になりました。NTT東日本の頼もしい打撃陣が相手のエースを攻略し、断続的に点をもたらします。NTT東西共通の応援曲であるスパートが鳴りやみません!

スパートが鳴り響くと自然にスタンドの皆様が立ち上がり大合唱が始まります。最後の社長の挨拶では、17000人を超える大応援団が駆け付けたとのことでした。明確に数として現れる動員数だけではなく、質という意味でも、とてつもなく強力な応援のパワーを肌身で感じました。

最終回に3点を返されたものの、終わってみれば7-5と大量得点に下支えられたゲームでした。


NTT西日本は1試合目で敗退となってしまいましたが、NTT東日本は勝ち上がり、直接対決では2連敗を喫ししているというトヨタ様相手にも勝利して勢いづいています。次回は22日18時より、新日鉄住金東海REX様と対戦します。引き続き大きなご声援よろしくお願いします。

さて、次は10月の日本選手権大会です。NTT西日本はJABA京都大会で優勝したため予選が免除され、既に本戦出場を決めています。開催地は我々の本拠地である、京セラドーム大阪です。是非、皆様も応援に駆けつけていただけたらと思います。

よろしくお願い致します。